2011年10月12日水曜日

アンドロイドは人を映す鏡

 菅浩江著「そばかすのフィギュア」、読了です。
 たまたま取り寄せたSFマガジン2008年4月号に掲載されていた「流浪の民」を読んだのがきっかけで、この菅の初期作品集を手にとってみることにしました。
 人のような感情を持たないアンドロイドに、人が感じるさまざまな感情を映している──、これは、山本弘の「アイの物語」などでもみかけた現象なのですが、菅の場合、それを意識的に行なっているようで、人為らざるものや、自分の合わせ鏡のような対象に、自分自身の感情を映し出し、浮き彫りにしています。
 ファンタジーめいた作品でありながら、そこに何かが潜んでいるかのような奥深さがあり、楽しめました。なかなかの良作揃いです。

 この後は、同じく菅浩江の「プリズムの瞳」を読みます。
 その後は、読みかけの河野哲也著「暴走する脳科学 哲学・倫理学からの批判的検討」、そして、大野和基著「代理出産 生殖ビジネスと命の尊厳」を読みます。その後は未定となっています。
 しかし、Amazonのカートにはすでに何冊か……。(^_^;)

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