「異国迷路のクロワーゼ」と「輪るピングドラム」を観ています。
今期は、他に「神様ドォルズ」や「神様のメモ帳」、「猫神やおよろず」(なぜか神様がタイトルに付く作品ばかり)などを観ていますが、特に、前述した二作品は注目しています。
「異国迷路のクロワーゼ」は、日本人女性である湯音がフランスの看板屋さんに奉公に出る話。そして、「輪るピングドラム」は、不治の病に冒された妹が一度死に、謎の宇宙人(?)の力を借りて蘇り、妹を溺愛する兄弟が、宇宙人の命じるままにピングドラムを探し回る、というお話しです。
こうやって書いただけでも、「異国迷路」の方はわかりやすい話なのに対して、「輪るピングドラム」の方はどんな話なのか想像がつきにくいのではないかと思います。そして、この二作品、じつは「美少女戦士セーラームーン」を手がけたふたりが、それぞれ監督をしています。今から思えば、こんなに個性の違うふたりが、よく同じ作品を監督できたと思います。
「異国迷路のクロワーゼ」が、「おジャ魔女どれみ」、「ふしぎ星の☆ふたご姫」の佐藤順一。「輪るピングドラム」が、あの伝説のアニメ「少女革命ウテナ」を手がけた幾原邦彦です。
佐藤順一作品の傾向として、登場人物が基本的に「よい子」である、といった特徴があると思います。そのため、女児向けの作品を手がけると非常に巧く、大人向けの作品を手がけると「癒される」作品を生みます。
一方、幾原邦彦は、女の子の可愛い部分だけではなく、心の底にある欲望や憎悪、嫉妬や妬みといったどす黒い感情まで描いてしまいます。ちなみに「輪るピングドラム」の二話では、荻野目苹果は、多蕗桂樹の家の床下にまで侵入してストーカーしていました。w
い、いや、そんな女いねぇだろ……。 (^_^;)
この突拍子もない展開、わけわからん演出(失礼w)、まさにこれぞ幾原作品といったアニメです。「輪るピングドラム」は……。
湯音の健気さ、そして彼女を取り巻くパリの人々の、心の温かさをたぶん描くであろう「異国迷路のクロワーゼ」も楽しみですが、久しぶりの幾原邦彦監督作品にも注目です。「少女革命ウテナ」以上に突っ走って欲しいものです。
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