2011年11月1日火曜日

子供を性の対象とする人たち

 香月真理子著「欲望のゆくえ 子供を性の対象とする人たち」、読了です。
 何度も書いていますが、僕はロリコンです。
 とくに、一〇歳から一四歳ころまでの少女に性的な魅了を感じてしまいます。これが病気であるのかどうかはともかく、人の理想的な性にはある程度の変態的な逸脱があり、その嗜好や空想を規制することはできません。そういったことを踏まえ、また、そういった人がいることを事実して受け止め、彼ら(僕も含めて)を否定しないというスタンスで香月は取材を敢行しているようです。
 自らも子供時代に性被害にあい、それによって少なからず苦悩したという香月の経験が、こういった取材への情熱となっているようです。ただ、サブタイトルにもあるように、この取材の目的は、子供を性の対象とするということはどういうことなのか、という命題的なものへの解答を指し示すのではなく、あくまでも、子供を性の対象とする人たちにはどのような種類があるのか?という、いわば博物学的な羅列に終始しています。
 僕の私的な意見を述べさせてもらえるならば、香月が網羅した子供を性の対象とする人たちには、犯罪者とそうでない者の区別が無く、あたかも、犯罪の動機と倒錯の根源が同一であるかのように書かれているのは問題だと思います。
 大人の女性にも興味がありながら、その代替物として子供を傷つけることと、子供に性的な魅力を感じることは違うことです。香月自身の取材にもあるように、小児性愛者が踏みとどまれずに一線を越えて犯罪に走ってしまう原因は、性的な欲求もあるのでしょうが、希薄な人間関係であったり、金銭的な行き詰まりによる刹那的な衝動であったりするようです。それは、小児性愛者だけではなく、犯罪者全般にも言えることなのではないでしょうか。
 人を殺したいくらい憎んでしまうことは誰でもあることです。でも、本当に殺してしまうのか、手前で踏みとどまるのかは大きな違いです。電車の中で、ミニスカートの成人女性の太ももに魅力を感じたとしても、それに触れてしまうことと、魅力を感じたままおわることとは違います。この場合の痴漢行為の原因が、成人女性への性的な欲望であるならば、成人女性へ性欲を抱くことは犯罪であり、ケアを必要とする心の病気なのでしょうか?
 多くの日本人は、たとえ本人が否定しようともロリコンであると僕は思っています(多くの成人男性は否定するだろう)。テレビに登場するアイドルの年齢や容姿、氾濫するアニメやマンガなどに描かれる少女の幼さから推測(※1)すると、女性も含めて(※2)、日本人全体が幼さに萌え、可愛さに性的な魅力を感じています。子供を可愛いと思うことは、少なくともこの国では正常な嗜好であり、マイノリティではありません。
 しかし、可愛いと思うことと、彼ら彼女らをじっさいに傷つけてしまうことは違います。

1:アニメなどによる作画に、左右の距離の離れた眼球、小さな口や未発達なアゴ、顔の上下方向の中心より下側に配置される目鼻など、ベビーシェマが多く見られる。また、そういったベビーシェマを持つ女性に性的な魅力を感じていることは、一八禁の同人誌などからも伺える。

2:増淵宗一著「リカちゃんの少女フシギ学」や蔵拓也著「美しさをめぐる進化論 容貌の社会生物学」などによる著書より、そういった答が導かれる。女性自身が幼くありたいと望んでいるかのようだ。

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